パートナーへの伝え方
パートナーとそのご家族に「関節リウマチである」ことを伝えましょう
関節リウマチでは、病状の悪化や関節が破壊されることにより活動が制限される場合があります。疲れやすい、痛みで歩けない、重い物が持てないときなどにサポートが必要になるため、パートナーとそのご家族には自分が関節リウマチであることを伝えましょう。
パートナーと
そのご家族に伝えておきたいこと
- 関節リウマチという病気について
- 今の病状と治療について
- 日常生活での注意点(できること、できないこと、できるだけしないほうがいいこと)
交際がスタートして間もない時期は、お互いを深く知る時期でもあります。関節リウマチであることを早めに伝え、病気のことも含めて理解しあえる関係を築くことが望ましいでしょう。
- 関節リウマチについてうまく説明する自信がないときは・・・
受診の際にパートナーに同行してもらい、主治医から詳しく説明してもらうのもよいでしょう
将来の子どもの希望などは、結婚前に話しておきましょう
関節リウマチであっても、元気な赤ちゃんを出産し育てている人はいます。ただし、妊娠・出産するにはいくつかの条件とリスクが伴うため、主治医と相談して計画的に進める必要があります。
結婚する前に、子どもがほしいかどうか、いつ頃ほしいのかなどをパートナーと話し合っておきましょう。産後に病状が悪化することもあるため、家族のサポートが得られるよう、居住地も含めた体制づくりについても考えておくことが大切です。
橋本博史監修 改訂新版 図解 膠原病がよくわかる最新治療と正しい知識 2018; 日東書院, 168.
妊娠についての相談
妊娠についての相談をはじめに持ち出したのは誰ですか?
調査概要
アジア太平洋地域(日本、オーストラリア、香港、台湾)において、過去2~5年の間に妊娠経験のある18~45歳の、中等症~重症のリウマチ性疾患(関節リウマチ、乾癬性関節炎、体軸性脊椎関節炎/強直性脊椎炎)を有する女性患者210人を対象に疾患の治療や妊娠についてオンライン調査を実施した。
Tanaka Y, et al. Ann Rheum Dis 2019; 78(S2):
A1155–1156.より改変
JP-N-CZ-RA-2100071